クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2015年【No.24】10月の初採集の結果報告!(九州宮崎編)
2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズ。
今回で24回目になります。
本日より10月に突入しました。
暦の上でも立派な秋。この時期にはたしてクワガタ達はどんな活動をしているのでしょうか?
AM7:20、目的地へと向かいます。
このクヌギの木で出迎えてくれたのは、
クヌギの木のほぼ真正面に堂々と付いているミヤマクワガタ♂。
体中傷だらけで、「戦い抜いて生きて来た!」というオーラを感じます。
体格もなかなかの大型。
後程の測定で♂70.7mm というサイズでした。
まだこの時期でも70mmUPは採れるんですね。
10月に入っての採集最初で大型に出逢い、気合も入りました!
次にこちらのクヌギの木、
お分かりでしょうか?樹皮裏に黒い影が見えます。
なかなか大きそうなので、ちょっとお顔を拝見して見たいと思います。
樹液まみれで姿を表してくれたのは、
ヒラタクワガタ♂62mm(後程計測)
通常は♀も一緒に入っていることが多いのですが、この樹皮裏にはこの♂一頭のみ。
とても元気いっぱいで、手の上に乗せて撮影しているとかなり威嚇してきました。まだまだとても元気いっぱいです。
こちらのハルニレのウロ(穴)を見ようと見上げると、
カナブンがお出迎え。
10月に入りましたが、まだカナブンがいました。
キレイなグリーン色タイプです。
そのウロ(穴)の中からは、
ヒラタクワガタ♂63mm(後程計測)を掻き出し棒でGET!
先ほどご紹介した♂62mmと同様に元気いっぱいで、手で握っていなければ撮影できないほどでした。
ポイントを少し移動して、こちらのクヌギの木では、
樹皮裏に隠れるコクワガタを発見!
ちょいとお顔を拝見させて頂きました。
なんととても美しい個体です。
体長はなかなか大型で45mm以上はあるでしょう。
近くの同じクヌギの木では、
ヒラタクワガタ♂♀が交尾をしていました。
邪魔をせずにそおっとスルーします。
こちらのクヌギでは、
樹皮裏に一頭、頭を突っ込んでいるクワガタが一頭います。
表に出てきているクワガタを拝見してみると、
スジクワガタの♂でした。
スジクワガタ♂の特徴の一つでもある立派な斧状の歯型。
体長は♂30mm程でしょうか。小さいと思われがちですが、スジクワガタならばこのサイズでも立派なサイズです。
樹皮裏に隠れている個体、
もうあえて取り出しませんでしたが、外側から見た感じではおそらくヒラタクワガタの♂だと思います。
周りを探していると、
アブラゼミの亡骸。
こちらにも小型セミの亡骸が・・・。
こういう光景を見ると、夏の終わりをまざまざと感じ、寂しい気持ちになります。
こちらには種類は不明ですが、何かのキノコ種が生えているクヌギの木がありました。
こうやってキノコ種が生えて分解され、朽木となって新たな生物のエサとなります。細い木ですが、コクワガタ等はこれ位の材にも産卵することもあります。
ここまで採集してきて最初にミヤマクワガタが採れたものの、その一頭だけで後は全て黒系の虫達ばかり。さすがにコクワ、スジは寒さに強いです。ヒラタクワガタも本来はそこまで寒さに強くはないのですが、まだこの時期の気温ならば活動しています。
ノコギリを見かけないなぁ~。と思って採集していましたが、最後の最後に
樹液に来ているノコギリ♂小歯型を見つけました。
この場所は少し暗かったので、フラッシュ撮影でパチリ。
よーく見てみると、このノコギリ♂、右前足が欠損しています。
10月まで戦い生き抜いて来た証でしょう。
3時間程、採集させて頂きました。
スタート直後にミヤマクワガタの♂70mmUPがいきなり現れたので、10月でもまだまだいけると気合が入りましたが、その後はあまり成果は得られず、今回は合計で10頭程しか見かけませんでした。
種類的には一応、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ、スジクワガタを見かけることが出来ましたが、やはり黒系の虫達の方が多く見かけられました。
しかし10月に来て見かけられる数は激減。次回の採集辺りがクワガタ達を見かけられる最後位になってしまうような気もしますが、あともう少しだけフィールドでのクワガタ達の生き様を見届けてみたいと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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